抜刀隊(陸軍分列行進曲)

世界の行進曲・愛国歌/日本

抜刀隊(陸軍分列行進曲)は、陸軍軍楽隊の招聘教官として来日した仏軍軍楽教官シャルル・ルルー によって1886年(明治19年)に作曲された行進曲。

軍歌「抜刀隊」及び「扶桑歌」の二曲がアレンジされて一つの行進曲となった。大日本帝国陸軍の正式行進曲「陸軍分列行進曲」として使用され、現在も陸上自衛隊、そして抜刀隊ゆかりの警視庁を含む警察が使用している。

なお、抜刀隊とは、1877年に九州地方で西郷隆盛を盟主に勃発した西南戦争を鎮圧するため結成された警視庁抜刀隊のこと。

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歌詞

我は官軍我(わが)敵は
天地容れざる朝敵ぞ
敵の大将たる者は
古今無双の英雄で
之に従う兵(つわもの)は
共に慓悍(ひょうかん)決死の士
鬼神に恥(はじ)ぬ勇あるも
天の許さぬ反逆を
起こしし者は昔より
栄えし例(ためし)あらざるぞ
敵の亡ぶる夫迄(それまで)は
進めや進め諸共に
玉散る剣(つるぎ)抜き連れて
死ぬる覚悟で進むべし

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