プロイセンの栄光

ドイツの行進曲・愛国歌・軍歌

『プロイセンの栄光』は、プロイセンの軍楽隊で指揮者として活躍したヨハン・ゴットフリート・ピーフケ(Johann Gottfried Piefke/1817–1884)が1871年に作曲したドイツ軍歌・行進曲

鉄血宰相の異名で知られるプロイセン王国首相ビスマルクは、ドイツ統一を推し進めるべく、フランスを煽り立てて1870年7月19日から普仏戦争(プロイセン=フランス戦争)に突入。

ビスマルクによる万全の準備と諸国への根回しにより、プロイセン軍はフランス軍を圧倒。皇帝ナポレオン3世軍を包囲し皇帝を捕縛、1871年1月28日には首都パリを占領した。

プロイセンの大勝利を祝うべく『プロイセンの栄光』が作曲され、帰還した軍隊による凱旋パレードで同曲が演奏されたという。ベルリンのブランデンブルク門前の広場(上写真)でも凱旋パレードが行われた。

『プロイセンの栄光』の楽譜は作曲者ピーフケの死後に発見され、後のドイツ帝国でも頻繁に用いられた。

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